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栃木県北部　日光国立公園に含まれる　那須連山裾野に広がる高原地帯。
戦後に先人たちが広大な酪農地帯へと開拓し、発展した地区であるが、時代の流れとともに離農が続き、広大な牧草畑が耕作放棄地となる恐れのある地区である。

縁あって、当社はこの関東の北海道とも言われるこの地区に、平成16年から畑をつくり、夏のほうれん草生産を始めました。当初は資金もなく、ビニールハウス4棟、社員1名、パート従業員10数名でした。

しかし、現代社会の問題でもある核家族化による一人暮らしの高齢者や家族と暮らしていても若い世帯は共働きで家には年寄りが一人でいることが多いなど、孤独な高齢者が多いのです。

また、若い世代でもバブル崩壊後のリストラ等で、ストレスによる精神不安定、うつ状態の人など現代社会の問題に直面している人が、雄大な自然豊かな山農場へと集まるようになってきました。

人が増えれば農場も拡大しなければと、毎年のようにハウスを増棟し、現在はこの地区に5ケ所、約300棟のビニールハウス、及び他地区に2ケ所のトマト用施設ハウス、近隣地区に6haの露地ネギ畑を保有するようになりました。

社員8名、パート従業員65名～80名を雇用し、ほうれん草、トマト、露地ネギの生産をしております。従業員は、長老昭和5年生まれから、平成1年生まれと年齢差60歳とひらきがありますが、この年齢差を感じずに同じ職場で働けるというのは、農業の魅力だと実感しております。

本年度からは海外研修生制度を取り入れ、現在タイ国より女性3名、男性1名の研修生を受け入れ言葉の壁を乗り越え、インターナショナルな農業へと日々前進しております。

当社の生産する野菜は、愛込（まなこ）野菜として、社員及び従業員が日々愛情を込めて生産しております。会社内は社名でもあるハートフルファームを目標とし、どの部門でも協力し、助け合い、明るく楽しい職場づくりを目指しております。

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